不動産・インフラ(REIT/インフラファンド):家賃や施設の収入を受け取る
ひとことで言うと
REIT(リート)は、投資家から集めたお金でオフィスビルやマンション、物流施設などを持ち、その家賃収入を分配する商品です。インフラファンドは、太陽光発電所などの施設から得た収入を分配します。
REIT:家賃が分配金のもと基本
オフィスやマンションなどの家賃が、分配金のもとです。
国内のREIT(J-REIT)は東証に上場していて、株と同じように売り買いできます。利益の大部分を投資家に分配するしくみのため、分配金が多くなりやすいのが特徴です。
同じREITでも、持っている不動産の種類(オフィス・住宅・物流・ホテルなど)によって、景気の影響の受けやすさが違います。
国内のREITの決算は、多くは年2回です。海外の不動産に投資するREITや投資信託もあり、その場合は為替の影響も受けます。
金利との関係
金利が上がると、REITの価格は下がりやすいと言われます。
REITは、不動産を買うためにお金を借りていることが多く、金利が上がると借り入れのコストが増えます。
また、金利が上がると、債券など他の商品の利回りも上がるため、REITの魅力が相対的に下がることがあります。こうした理由から、REITの価格は金利の動きの影響を受けやすいと言われます。
一方で、物価の上昇にあわせて家賃が上がれば、分配金が増えることもあります。
「利益を超える分配」に注意
分配金の中に、元手の払い戻しに近いお金が含まれることがあります。
J-REITは、建物の減価償却費の範囲などで、利益を超えた分配(利益超過分配)を出すことがあります。
この部分は、もうけというより「元手の払い戻し」に近いお金です。分配金の多さだけで比べないようにしましょう。
なお、これは投資信託の「元本払戻金」とは別の制度で、内訳によって税金の扱いも異なります。
インフラファンド応用
発電施設などの収入が分配金のもと。数が少なく、しくみが独特です。
東証に上場していて、主に太陽光発電などの再生可能エネルギーの施設に投資しています。施設が生み出す収入が分配金のもとです。
上場している数が少なく、収入が発電量や電気の買い取り制度の影響を受けるなど、しくみが独特です。
電気を決まった価格で買い取ってもらえる期間(多くは20年)には終わりがあり、その後の収入は見通しにくくなります。また、発電施設は年月とともに価値が下がるため、分配金に利益超過分配が多く含まれやすい傾向があります。
こんな人向き
- 不動産や社会インフラから生まれる収入に関心がある人
- 少ない金額から不動産に投資したい人
気をつけたいこと
- 空室が増えたり家賃が下がったりすると、分配金も減ります
- 金利の動きによって、価格が大きく動くことがあります
- 分配金の中に、利益を超えた分配が含まれることがあります
- インフラファンドは銘柄が少なく、しくみが独特です

気をつけたいこと