債券(個人向け国債・債券ファンド):お金を貸して利息をもらう
ひとことで言うと
債券は「お金を貸して、利息をもらう」商品です。いちばんシンプルなのは国に貸す「個人向け国債」。投資信託やETFで持つ場合は、値段が動くことに注意が必要です。
個人向け国債入門
国にお金を貸して利息を受け取り、満期になるとお金が戻ってきます。
国にお金を貸して、年2回利息を受け取り、満期になると貸したお金が戻ってくる商品です。1万円から1万円単位で買えます。
種類は「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3つです。変動10年は半年ごとに金利が見直され、固定タイプは買ったときの金利が満期まで続きます。どれも金利は最低でも年0.05%が保証されています。
受け取る利子には、約20%の税金がかかります。
途中でやめたいときと、名前の変更
1年たてば換金できますが、利子の一部が差し引かれます。
発行から1年たてば、いつでも換金できます。ただし、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。差し引かれるのは利子の一部で、貸したお金(額面)はそのまま戻ってきます。
2026年12月募集分から、名前が「個人向け国債プラス」に変わります。一部の法人も買えるようになるための変更で、個人にとっての基本的な商品性は変わりません。
個人向け国債は、2026年10月時点でNISAの対象外です。
債券ファンド・ETF応用
一般に、金利が上がると値段が下がります。額面で戻ってくる満期も、一般的にはありません。
たくさんの債券をまとめて持つ商品です。個人向け国債と違って、毎日値段が動きます。
たとえば、金利1%の時代に買った券は、金利3%の新しい券が出ると人気がなくなり、安くなります。このように、一般に、ほかの条件が同じなら、金利が上がると固定金利の債券の値段は下がります。
また、一般的な債券ファンド・ETFには、個別の債券のように額面で償還される満期はありません。満期が決まっているタイプなどの例外もありますが、購入額が戻ってくることが保証されるわけではありません。海外の債券に投資するものは、為替の影響も受けます。
社債について
会社にお金を貸すしくみ。倒産すると、お金が戻らないこともあります。
会社にお金を貸す「社債」もあります。会社の信用度(格付け)によって利率が変わり、会社が倒産すると、お金が戻らないこともあります。
個人向けの社債は、発行されてすぐに売り切れることもあり、ここでは紹介にとどめます。
こんな人向き
- しくみがシンプルなインカム商品から知りたい人
- 満期に戻ってくる金額をはっきりさせたい人(個人向け国債)
気をつけたいこと
- 債券ファンド・ETFは、金利が上がると値段が下がります
- 個人向け国債を途中で換金すると、調整額が差し引かれます
- 債券に投資する投資信託がNISAの対象かどうかは、商品ごとに違います(2026年4月から、つみたて投資枠でも、主に債券に投資する投資信託が要件を満たせば対象になりうるようになりました)

気をつけたいこと